航空法を読む「飛行の方法(1)」

航空法では、飛行空域や飛行方法について制限が設けられていますが、以下の4つのポイントは飛行時の最低限のルールとして定められており、違反すれば罰則の対象にもなりかねません。

(第百三十二条の八十六) 無人航空機を飛行させる者は、次に掲げる方法によりこれを飛行させなければならない。

一 アルコール又は薬物の影響により当該無人航空機の正常な飛行ができないおそれがある間において飛行させないこと。

二 国土交通省令で定めるところにより、当該無人航空機が飛行に支障がないことその他飛行に必要な準備が整つていることを確認した後において飛行させること。

三 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するため、無人航空機をその周囲の状況に応じ地上に降下させることその他の国土交通省令で定める方法により飛行させること。

四 飛行上の必要がないのに高調音を発し、又は急降下し、その他他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと。

飛行させる場所に関わらず、無人航空機を飛行させる場合には、以下を遵守する必要があります。

【1】飲酒や薬の影響があるときは飛ばしてはいけない

お酒を飲んでいたり、薬の影響で判断力が鈍っている状態では、ドローンを飛ばすことはできません。

【2】飛ばす前に、安全に飛べるかきちんと確認する

バッテリー残量、プロペラの状態、GPSの受信状況など、ドローンがきちんと動作するかどうかを飛行前に確認することが求められています。
準備不足のまま飛ばしてはいけません。

【3】他の航空機やドローンにぶつからないように注意する

空の上では他の飛行機やドローンも飛んでいる可能性があります。
万が一、衝突の危険があると判断したときは、すぐにドローンを降ろすなど、回避行動を取ることが必要です。

【4】人に迷惑になるような飛ばし方をしてはいけない

たとえば、

  • 必要もないのに大きな音を出したり、
  • 急にドローンを落としたり、
  • 人の近くを脅かすように飛ばす

といった行為は禁止されています。周囲に配慮した飛ばし方が求められます。

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